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Intern Report
2007/06

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◆I'm really proud of them
USA/School/Ms. J.P. ( 07/01〜08/01 )

I've been having my Korean culture class from Monday to Friday after
school activities. There are subjects each week, I've taught about
family, body, numbers, and foods. We made Kim-bab(sushi rolls)
together last week. Students and teachers really loved them.

And I also introduced Korean games like Je-gi, Peng-ee, and they enjoy
those games. We'll learn about clothes next week and try Han-bok
(Korean traditional dress) wearing also.

And I got my new schedule for some students who need to study more
about specific area like Reading and Math.

I meet 8-10 students in a day. It's quite busy because the schdule is
changing every 45 minutes. But now I have my own skill on how to
handle them and we are always studying with smile. I'm really proud of
them when they get better grade in their class because of my effort.

And also I still serve food and watch kids in cafeteria at breakfast
and lunch time. It's a big part of my daily life. Sometimes it is
really hard because kids are noisy and don't even listen to me. But I
try to have my time with them and actually we talk to each other a lot.
It makes me smile.



◆One of my shinest moments in my life
USA/School/Ms. S.K. ( 07/01〜07/10 )

My activities at this school haven't changed a lot. Everyday I copy  
papers and prepare some class materials with teacher and help students
listen up to teachers and catch up the lesson. Even if these things  
are easy and not much important to this school or teachers, I know
this experience will be a big help when I teach my students in the
future.

My biggest change so far is that I made some friends here. They took
me to some parties and bars, so I could find some differences and
similarities between Korean students and American students. Also, I
found myself feeling very comfortable when I was with them. I really
thank them for everything and for thinking of me as a friend, not as a
foreigner.

I'm sure all the happy things and difficult things that I'm going
through now will be one of my shinest moments in my life.



◆I am already afraid of going home.
USA/School/Ms. Hui Jeong Kim ( 07/01〜08/01 )

I just went to field trips last week. One was the field trip for
science museum. We spent the night there. Kids had fun with many
scientic stuff that they could explore. Another one was the field trip
for the coast side. Only 7-10 kids went there with several school
staff and me.

Three weeks ago, my host family had a big party for the grand parent's
40th anniversary. It was very american. So many people got together at
this house, celebrated their anniversary. My host parents took video
including old family pictures and it was really something impressive.
Everybody is so kind and warm to me. I am already afraid of going home.



◆「Konnichiwa Japan」
USA/スクールインターン/吉田 有希 さん ( 06/10〜07/07 )

5月14日から一週間、私の勤めている学校で、「konnichiwa Japan」という名
前の展覧会が行われました。近くの森上ミュージアムと共同で四年生が中心と
なり、毎年さまざまなテーマにそって日本に関する展示が行われます。今年の
テーマは「日本の服」でした。

リサーチグループによる服装についての学習と記事作成、広告グループによる
ポスターの作成、ゲームグループによる展示・体験用のゲームボードの作成が
三つの柱となりました。それに加え、美術の時間に作成した「すし」や「団扇
」、「根付」、「墨絵」、「原宿スタイルの絵」などが展示されました。オー
プニングナイトでは、さまざまな楽器とダンスにあわせて「さくら」を含むた
くさんの日本の歌が演奏されました。

展覧会が学内のギャラリーで開催されている間は四年生がシフト制でガイドを
勤め、訪問してくださった方々や、異なる学年の生徒たちに展示物の説明を行
いました。

今回の展示会を通して、生徒たちは日本についての知識だけではなく、能動的
に日本に触れたという経験と、ゲスト側である生徒たちがホストとして誰かを
もてなすという貴重な体験を得ました。私自身も、日本の服装に隠された機能

を改めて気づかされ、また、展示会を作る過程でのさまざまなお手伝いを通し
て、多くのことを学ぶことができました。

とりあえず、成功のうちに展示会も終わり、ほっと一息です。



◆日本の子供達とのペンパル
USA/スクールインターン/Ms. K.K. さん ( 06/09〜07/09 )

学校での研修も残すところあと1ヶ月となりました。私の授業も残り数回。
ここで過ごす毎日を、今まで以上に貴重なものに感じています。

前まで時間はたくさんあると思っていたし、「明日の授業何やろう?やること
がうまく思いつかない。。」なんてことをしょっちゅう思っていたくらいなの
に、今になって「あれも教えたかった、これも教えたかった」という気持ちで
いっぱいです。

最近の私の授業で、私自身も「やってみてよかったな」と心から思えるのは、
日本の子供達とのペンパルです。お正月に年賀状を作り、日本の小学校、中学
校に送ったのですが、その送った先の子供達が、年賀状に返信してくれたので
す。子供達は、私が想像していた以上に喜んでくれました。「ペンパルになり
たい!!これからも手紙のやりとり続けたい!!」と、日本の子供達に早速お
礼の手紙を書き始め、住所やメールアドレスをも書き込み、日本語で手紙を書
くことに挑戦している子もたくさんいました。(私がホワイトボードに書いた
日本語を写す程度ですが。)

また、日本の子供達が作ってくれた手紙を拝見するのもとても興味深かったで
す。小学校1年生の子供達が、自分の名前をローマ字で書くことに挑戦してい
たり(もちろん高学年の子供達もです!)、日本の正月の遊びや、四季、好きな
スポーツなど、あらゆることを文章だけでなく“絵”に書いて表現していたり
して、アメリカの子供達も興味深々のようでした。また、日本の子供達は、ア
メリカの子供達ひとりひとりに向けて手紙を返信してくれたので、「特定の誰
かが自分に向けて手紙をくれた」ということに、本当に喜んでいました。それ
から「いつか日本に来てね!」「あなたの国にも行ってみたい!」という日本
の子供達の言葉にとても感激しているようでした。自分達と同じ年代の日本の
子供達が、手紙を通じて、自分に向けて直接教えてくれた文化。私が授業で説
明するより何倍も、日本という国を感じることができたのではないかと思いま
す。

日本からの手紙を全て私1人で訳したので大変でしたが、それよりも、日本の
子供達とアメリカの子供達をつなぐことができたことへの嬉しさでいっぱいで
した。また、日本やアメリカの子供達が、自分ことや自分の国についてを、ど
のように表現し、どのように伝えているのかを見ていて、とても勉強になりま
した。先生や保護者からも「興味深かった」「子供にとっていい経験になった
」という声をもらいました。この先、子供達がどの程度ペンパルを続けていく
のかはわかりませんが、少なくとも、海外へのつながりを作るきっかけとなっ
てくれたら、それだけでも非常に嬉しいです。この夏帰国する際には、アメリ
カの子供達の写真と、彼らが日本に向けて書いたお礼の手紙を持って、手紙を
くれた日本の子供達を訪れようと思っています。



◆男女混合そして複数の学年が一緒になって体育
Australia/国際教育実習プログラム/Mr. T.N. ( 07/04〜08/01 )

こちらの中学校の日本語教師アシスタントとして1ヶ月が過ぎました。
子供達のありあまる元気に圧倒される毎日です。
 
せっかくの機会ということで、日本語の授業以外に体育の授業に参加させても
らっているのですが、日本と大きく違うと感じました。

日本では、一つのクラスが男女別になって体育の授業をを受けると思うのです
が、こちらでは、男女混合そして複数の学年が一緒になって体育をします。
これは凄くいいことなんじゃないかなと思います。

日本の子は、部活等の先輩後輩関係以外には、上下の学年に友達ができたりは
しませんが、こちらでは体育の時間を通じてそういった友達ができていくよう
です。

また、最大で年が2歳以上離れてしまうわけで、この中学生という年頃の子は
特にそうだと思うのですが、体格の差が非常にあります。そういった場合に、
大きな子が小さい子を気遣ったり、男の子が女の子を気遣ったりと、知らず知
らずのうちに子供達の優しさが垣間見えるのも、この授業方式の良さのような
気がします。

しかし、これを日本で実践するというわけにはいかないなとも思います。
老若男女問わず、一つのスポーツに同じように熱くなれる。スポーツを楽しむ
という、オーストラリアのスポーツ文化が根底にあるからこそ成り立つのだな
と思いました。



◆カラオケは日本の文化として世界的に有名
New Zealand/海外教育交換プログラム/Ms. I.H. ( 07/04〜08/04 )

私は,4月の第3週からニュージーランドの小学校に来ています。こちらの小
学校では,一番大きいクラスがフランス語,日本語,スペイン語を毎年順番に
習っています。

今年度は,日本語ということで,現地の先生による日本語の研修が開かれ,私
も参加させていただきました。日本人でも難しい日本語を外国の人はこんなふ
うに工夫して教えているのかと感心しました。日本人が英語をいかに効果的に
教えるか研究しているのと同じで日本人も知らないおもしろい教え方でした。

5月3日には,日本の「こどもの日」にちなんで,近くの日本語を習っている
5つの小学校が合同でChildren’s Dayという行事をもちました。

会場校には,着物,うちわ,こいのぼりなど,日本に関する様々な物が飾り付
けられでいました。子ども達は,いくつかのグループを作り,折り紙・相撲・
着物などのコーナーを回ります。いろいろなコーナーでは,先生達が楽しい遊
びを準備して待っています。私が特にビックリしたのは,カラオケのコーナー、
カラオケは日本の文化として世界的に有名なんだと初めて知りました。

最後に,広場にみんな集まって,箸を使って小さいブロックを皿から皿へ移す
ゲームや手を使わずにご飯を食べるゲームなどをし,みんな盛り上がりました。
1時間半ほどの短い時間でしたが,日本の文化をしっかり体験しながら,他校
との交流も深められた充実したひとときでした。

私は,折り紙のコーナーを担当し,「こどもの日」にちなんで,かぶと
(Samurai Helmet)を新聞紙で作りました。英語で折り方を教えるのはなかな
か難しく,初めからうまくいきませんでしたが、帰るときまでみんな嬉しそう
にかぶってくれていました。私にとっても楽しく有意義な時間でした。



◆インターンシップお役立ち情報
USA/スクールインターン/上田 敦史 さん ( 06/09〜07/06 )

今月がインターン最後の月です。短かったようで長かった9ヶ月間でした。2度
か3度途中で投げ出して日本に帰ろうかと思ったほど、自分にとっては大変な
インターンシップでした。しかし苦労した分、喜び、楽しみ、得たものもたく
さんあります。

周りの人に恵まれ、数え切れないほど多くの思い出を頂き、これからの自分を
創る数多くの経験をさせていただきました。ここでは書ききれないほどの苦労
と思い出があります。IIPの皆様を初め、アメリカで出会った全ての人、そし
て様々な支援をしてくれた両親に感謝しています。

9ヶ月間の経験から、これから研修をなさる方、現在研修中の方に役立つであ
ろうと思われる情報を書きたいと思います。

1. 授業に関すること

1-1 日本語授業

教材作りは最も苦労したことの1つです。IIPから頂いた本を参考にすることは
もちろん下記のwebsiteは教材作りの点で非常に役に立ちました。
http://japanese.about.com/About.com

1-2 日本文化授業

こちらも教材作りにあたりますが、IIPからの本と下記のwebsiteを参考にしま
した。

日本に関する資料では
http://web-japan.org/index.html Web Japan
http://web-japan.org/kidsweb/ Kids Web Japan

日本に関するビデオでは
http://web-japan.org/jvt/index.html Web Japan Video

写真を用いるときは
http://www.tjf.or.jp/photodatabank_j/index.cgi?la=j  国際文化フォーラム
(会員登録必要)

他にも、折り紙の折り方を英語で欲しいときは
http://www.origami-club.com/en/ Origami Club

あと、日本のアニメなどを見せるときにはYou TubeやGoogle Videoが便利です。

1-3 クラスマネージメントについて

生徒は生徒でどこの国でも特に変わらないと思いますが、国によって学校のル
ール、授業の中でのルールは異なります。アメリカのクラスマネージメントを
理解する上で以下の本は大変役に立ちました。

The First Days of School by Harry K. Wong & Rosemary T. Wong
The Essential 55 by Ron Clark

2. 生活に関すること

2-1 英語に関すること

英語習得を主な目的としてインターンシップに参加しましたが、約半年間は進
歩しているのかどうかわからないほど、自分の望むレベルには到底及ばないほ
どでした。しかし暇なときに日本語のwebsiteを見て過ごしていることが多い
ことに気付いて、英語のみの生活をするべく日本語のwebsiteを授業以外全て
禁止し、何をするにも英語と決めて実行しました。それが直接の理由かどうか
わかりませんが、1ヶ月ほどで英語が上達していると実感し、今ではテレビ、
映画をほとんど理解できるし、人と会話内容に依りますが、大勢の会話でもほ
とんど遅れることなく付いていくことができます。毎日英語をしゃべっていま
すから、英語を話すことに気後れを感じることはありませんが、流暢に英語を
話すことまでは程遠いレベルです。特に発音、会話をつなぐ速度の点でまだま
だです。しかし、英文を読むことで語彙力が増し、毎日テレビを見ていること
でListeningの上達に役立った気がします。

2-2 人との接し方について

日本人に比べてアメリカの人はとてもフレンドリーです。とてもよく話しかけ
てくれます。彼らに合わせて社交的になる必要はないと思いますが、できるだ
け会話をすることは大事なことだと思います。英語を話せないから理解できな
いからといって人と接することを避けることだけは止めたほうがいいと思いま
す。話していることが理解できないことはとてもつらいです。僕も理解できな
いつらい思いをたくさんしました。しかし周りの人は外国語をマスターするこ
との難しさを理解してくれています。通じないからといっても相手はあまり気
にせず、理解してないと感じ取ると、ゆっくり話してくれたり、言葉を言い換
えて話してくれます。

インターン生活を成功させるもさせないのも自分次第だと思います。努力すれ
ばなんとかなります。なんとかならなくてもその努力を見ている周りの人が助
けてくれます。また途中で辞めることも大事な決断だとも思います。しかし、
辞める前に、自分のやっていることを見直したり、自分がここにいる理由を考
えたり、日本語クラスを楽しみにしている生徒の顔を思い出してみることでイ
ンターンシップを素晴らしいものにすることができると思います。



◆どこの国に行くかじゃなくて、どんな人に出会えるかが重要
Canada/ワーク&カルチャーインターン/Ms. H.K. ( 06/05〜07/05 )

早いもので研修もあと2週間あまりで終了となる。本当にあっという間だった。

最初の3ヶ月間はどうなることかと思った。

海外での生活に期待を抱きすぎていたわけではない。英語環境にいれない物足
りなさ、ここは違う、何かが違うというむなしさだけに襲われた。研修先を移
動して引っ越をして、生活を1からやり直したこと、その決断に間違いはなか
ったと思う。

あの3ヶ月間は辛いことしかなかった。

そして、移動してからのここでの9ヶ月間はつらいことなど1度もなかった。

あの時あっての今だと本当に思う。

研修も終わりに近づき、仕事も少なくなってきた。最近の楽しみはオフィスで
の仲間とのおしゃべり、ランチ。年齢の近い彼女たちとキャッキャとガールズ
トークに花を咲かせる毎日。

カナダに1年来たからには何か英語力がついたことを形に残したいとTOEICを受
けた。4回受けたうち、今のところ3回分の結果を受け取り全て日本で受けた時
よりも点数が低い。こんなに毎日英語を聞いているのにリスニングがひどく落
ちた。あとは最後に受けた分の結果を待つのみ。結果を受け取るたびに正直シ
ョックだった。でもまた新たに日本でも頑張ろうという目標ができた。

確かに英語が口から出やすくなった感覚は自分でもわかる。会話の中で熟語が
拾えるようになった。音を聞いてその単語を想像して辞書で調べられるように
なった。オフィスの仲間も前より早く話しても随分聞き取るようになったと言
ってくれている。

私の英語の成長に協力してくれたみんな。ここで知ったのは「どこの国に行く
かが重要なんじゃなくて、そこでどんな人に出会えるかが重要だということ」。
行き先にこだわるよりも、良き出会いを願うことの方が重要だと思う。オフィ
スの仲間で日本で英語を教えてみたいと言い出した人がいる。本当に実現でき
るかどうかはわからないけど、一人の人生に影響を与えられたことは大きな収
穫だと思う。

1年前の自分は日本で仕事を辞めて、いろんな迷いや戸惑いに包まれていた。
でもやっぱり思い切ってカナダに来てよかったと心からそう思う。



◆笑顔と気持ちがあれば大丈夫
USA/スクールインターン/青木 隼平 さん ( 07/04〜08/01 )

飛行機と車を乗り継ぎ17時間、着いたところは人口約800人のGwinnerという小
さな街でした。フレンドリーで楽しい人たちが住む素朴な街です。

「はろー、あいむしゅんぺい、ないすとーみーとー」

と、ホームステイのハーラン夫妻と会う前は慣れない英語を緊張してずっと口
走ってました。 ちなみにハーラン夫妻はとても気さくで楽しい夫妻です。

そして次の日から学校へ。

1週目は1年生から6年生の授業を見学させてもらい、日本語と英語で自己紹介。
付き添いで幼稚園の遠足に行きました。

最初の1週間は英語があまり喋れなくて登校前は毎日緊張していました。
しかし言葉がうまく喋れない分、態度でしめそうと思い、行事に参加したり食
堂で生徒のみんなとご飯を食べたり、できるだけ人と接するようにしています。
また、常に扇子と箸を持ち歩いて、日本に興味をもってもらおう、みんなの心
を掴もうと試行錯誤の毎日。

日本を知らない小さな街に、扇子と箸を持って歩く日本人が一人。
完全に浮いてます。

そして2週目からは早速授業をすることになり、折り紙や日本料理、簡単な歴
史や風土、あいさつなどを単語とジェスチャー、先生方の助けを借り、何とか
教えています。授業といってもそんな大したことはせず、みんなで楽しく図工
やレクリエーションをしているといった感じです。

まだ英語がうまく喋れないため難しいことは教えることはできませんが、
Stepby step。

頑張って徐々に日本のことを教えていきたいなと思います。
それと笑顔は世界共通のことばだとこっちに来て思いました。

笑顔と気持ちがあれば大丈夫です。



◆フィンランドの教育成功の秘訣
Finland/EU/スクールインターン/丸山 秀太郎 さん ( 07/03〜08/03 )

フィンランドの教育成功の秘訣について、現時点で気づいたことを3点に絞っ
て整理します。
----------------------------------------------
1、教師業務に専念できる環境
2、現場が優先される環境
3、必要な力が重視される環境、の3点です。
----------------------------------------------
1、教師業務に専念できる環境

日本では、ほとんどの教師が担任を兼務します。担任というと教科指導のほか、
生徒同士のいじめやケンカ、生活指導、進路指導、果ては生徒の悩み相談まで、
すべてが教師の仕事です。

しかし、ここでは、それらは切り離されて考えられています。字数の関係上簡
潔に述べます。

a. VERSO(生徒同士のケンカやいじめを生徒同士で解決させるシステム。
導入後問題は激減)

b. キャリアカウンセリング・カウンセラー(進路指導担当の授業、教師の設
置、配備)

c. サイコロジスト(生徒のメンタル面でのケア。悩み相談)

d. スペシャルティーチャー(通常授業についていけない子の個人指導。自由
に受けられる。)

e. ステューデントケア(上記専門家の他、校長やドクターを含めた専門家チ
ームの会議)

f. カリキュラムの柔軟性(硬いカリキュラムではなく、教師がそれぞれ独自
の授業を実施)

という、「教師が自らの授業に時間を割ける背景が整っていること」が、大き
な違いと言えそうです。

2、現場が優先される環境

上記「f.」も含め、中央より現場が重視されています。教科書も、多くの先生
が執筆に関わっています。現場のことは、中央の人よりも、現場の人が決めて
いるのが分かります。

3、必要な力が重視される環境

表現力や思考力など、本来卒業後必要とされている力が重視されているようで
す。数学以外のすべての教科では、試験で小論文を書きます。論文を書くとい
う過程こそ、思考を深め表現力を高めるということを理解、実践していると思
います。

また、数学の授業では、具体的な問題が多く扱われています。実際の社会でど
のような使われ方がされているのか、そういうことを意識させながら、問題が
出されています。

以上、2ヶ月の生徒、先生との交流の中で、整理できたことを述べました。



◆日本の学校との違いに驚いています。
Canada/海外教育交換プログラム/柳田 喜美子 さん ( 07/04〜08/04 )

子ども達の様子も先生たちの体制も所変わればこんなにも違うものかと感じて
います。

休み時間にはおやつを持ってきて自由に食べたり、多少の雨でも外へ出なくて
はいけなかったりと違うものだなと思いました。

ホストファミリーの方(ホストティーチャー)が自分の娘さんたちの通う学校
に頼んでくださって、見学させていただきました。

学校によっても特別なプログラムがあるのに驚きました。そこの学校では、日
本語プログラムがあり、幼稚園の頃から日本語に親しむようにしてあります。
日本語が話せる先生が4人もいました。私がお世話になっている学校は、フラ
ンス語だけで授業をするプログラムがある学校です。同じ洲でも違うものだな
と思いました。

授業の計画がないので、いただいた資料を参考に自己PRのプリントを作って配
りました。また、ホストティチャーの方が先生方に私の授業を入れてくれるよ
うにメールを送ってくださったようでした。

第1回目は、3年生に習字でHappy Mother's Day と書く授業でした。小さい字
で、しかもアルファベットで書きたい。とのことだったのですが、これもPRだ
と思って引き受けました。難しいことは言わないで神妙な顔でやってみました。
何とか出来上がりました。

このあと10時間ほどの予定が入っています。折り紙、しおり作り、日本語とク
ラスによって違います。学年末に近いので、単発の授業ですが、一回一回丁寧
に準備したいと思っています。



◆あれも教えたい、こんなこともしたい
Australia/スクールインターン/Ms. K.K. さん ( 07/02〜07/11 )

わたしは、何を教えたいか、何が教えられるかという明確なプランを見出せな
いまま研修先に行きましたが、実際にその場に行ってこどもたちと接していく
うちに、あれも教えたい、こんなこともしたいと、どんどん案が生まれてきま
した。

自分に本当にできるのかと思っていましたが、毎回失敗反省を繰り返していく
うちにだんだんいい授業が作れるようになるものだと思います。

LOTEの授業以外さまざまな授業のHELPをしています。自分自身も勉強になるし
また、発達障害の生徒のHELPも週に数時間担当し、英語の勉強だけでなく、そ
ういった生徒に対する接し方、またどういった英語でわかってもらえるかとい
うことも日々試行錯誤しながら取り組んでいます。



◆こちらからやる気を見せていく姿勢が大切
New Zealand/国際教育実習プログラム/Mr. K.K. さん ( 07/04〜08/04 )

こちらへ来てもうすぐ3週間が経とうとしています。

念願だったNZでのインターンですが、実際来てみると想像していたこととは
違う面もあり、日々勉強になっています。

スクール研修では、学校のシステムや授業形態なども把握できるようになり、
やっと慣れてきました。こちらからやる気を見せていく姿勢が大切であること
を日々痛感しています。

今はクラスの様子を知り、一日も早く全員の生徒の名前を覚える為に、全クラ
スを交替で回っています。

一週間の中で、全クラスを巡回できるようなシフトを校長先生が組んでくださ
り、非常に助かっています。全校70名程度の小さな学校ですので、生徒の顔
はすぐに覚えることができました。しかし、名前は難しい発音もあり苦戦中で
す。授業の方はまだ行っていませんが、来週から教案を練りはじめ、6月から
は週に2回程度、授業を持たせていただく予定です。

ホストティーチャーの校長先生も非常に理解のある方で、私が困っていたりす
るとすぐに声をかけてくれ、助けられています。子供たちも素朴で純粋な子が
多く、休み時間には一緒に校庭を駆け回ったり、一緒にお昼を食べたり、あっ
という間に毎日の学校生活が過ぎてしまいます。

ホストファミリーも非常に温かい方で、毎日私のことを気遣ってくれ、家にい
て苦痛になることはありません。インターネットも日本語のパソコンが使える
ようにと回線を一本多く引いてくれたりと、非常に親切なご家族です。週末に
はオークランドやハミルトンなどの観光地に連れていってくれたり、BBQを
してくれたりと、退屈することなく毎日を送ることができています。

まだ始まったばかりですが、1年後に自信を持って帰国できるように精一杯頑
張りたいと思います。



◆一年間でこれだけの友達を作れた事に感激
Canada/ビジネスインターン/Ms. R.E. さん ( 06/05〜07/05 )

こちらでの生活も残り2週間となって仕事、遊び、私の為のお別れパティーに
と毎日忙しく過ごしています。

あまりにもおよばれが多くて、疲れを感じる事もありますが、それだけの人に
別れを惜しんでもらえる事に嬉しく感じるのと、一年間でこれだけの友達を作
れた事に感激でここに来て良かったと心底思えます。

また一貫して皆に言われる事は”貴方はいつも笑顔で悲しんでる姿を見せない。
それは人を引きつける要素でもあるし、皆を幸せにする。”と言われるのです
が、そう言ってもらえる事がとても嬉しいし、いつも笑顔で居ようと心掛けて
たことをちゃんと実行出来て、しかも素敵な結果として現れた事に一年の海外
生活の成果をヒシヒシと感じる事が出来ます。

もう少しですが、悔いの無いようにして思い出をいっぱい作て帰りたいです。



◆いかに面白くするかが毎日の課題
Canada/スクールインターン/武田 和枝 さん ( 07/01〜07/07 )

4月の末に学校で日本の作品展見たいのがあり、有難いことに日本のブースを
作って頂き、日本から持ってきた本や茶道・生け花・節分のお面・浴衣・
広告などを展示しました。

ディスプレイをどうするか悩みましたが、先生方にも協力して頂き良いものが
できました。同時に、学校にはスペースを提供して頂きたことに感謝の気持が
沸きました。本当に有難いなと思いました。

展示コーナーに生徒が書いた習字も張りました。習字は色々な学年でもやりた
いと思っていますが、今回GRADE7のクラスで13人の生徒の作品を展示しまし
た。

わたしは完全な習字セットは5人分で他に単品で筆や文鎮など持って入ったの
ですが、先生のアドバイスで良いなと思ったことが2点あります。

1点目は5人以外は、他の人のを見ているか他の事をしているので退屈になら
ないか心配したのですが、ちょうどPCルームが近く他の生徒は待っている間パ
ソコンルームで各自作業をしてもらうことにしたので、うまく回ることができ
ました。

習字で各自は今回は各自の名前をカタカナで書いてもらいました。これについ
ては、事前にパソコンで名前を印刷して生徒に配りました。

紙1枚だと無くしたり捨てられる可能性もあったので、色画用紙の上に張って
皆に渡しました。

2点目は墨汁・墨は気をつけないと服につく為、当日ちょうど清掃の日でゴミ
袋があった為、頭と手の部分をはさみできって簡単なスモックを作り生徒に着
てもらって作業しました。

とても良い案で私も助かりました。生徒は活動的な授業が興味を持つので、
いかに面白くするかがわたしにとって毎日の課題ですが頑張りたいと思います。



◆ツボカビ症のカエルの調査を行なっています
Australia / New Zealand/ワーク&カルチャー(ワールド)/Ms. A.N. さん
( 07/02〜07/11 )

月に何度かはフィールド・ワークに出掛け、環境調査、水質調査、動・植物の
観察、そして、ツボカビ症のカエルの調査を行なっています。

こちらの自然環境も問題を抱えているようですが、本当に素晴らしいと思いま
す。毎回のフィールド・ワークを楽しみながら、勉強しています。

特に私が面白いと思うのは、同じように見える森林でも、生息植物や動物・野
鳥が違うところです。距離が少ししか離れていないのに全く違った動植物が観
察できるので、AUSの大自然に魅力を感じています。



◆I like Greentea!!
USA/スクールインターン/Ms. M.A. さん ( 07/01〜07/10 )

ここアメリカに来て、リプトンのGreen Tea(Citrus Flavor)というものを見つ
けたので飲んでみました。

レモンティーのようで緑茶の味はほとんどなく、その甘い味に驚きました。
Green Teaはこんなものじゃない!と思い、早速Schoolの5th〜8thの授業で緑
茶を紹介してみました。

緑茶の缶を持参していたので、それでHot Greenteaと、ペットボトル茶を購入
してCold Greenteaと両方を試飲しました。茶葉の香りもかいでみてもらいま
した。

日本人は緑茶はno sugarで飲むんだよと説明したところ、生徒たちは驚いてい
ましたが、飲む前は皆"I like Greentea!"と口々に言っていました。

まずは砂糖なしで飲んでみてもらったのですが、実際に飲んでみて渋い顔をす
る生徒が多数。難なく飲めたのは数人だけでした。それを予想して砂糖を持参
していたので、その後、皆は自分のカップに大量の砂糖を加えて飲んで、やは
り最後は"I like Greentea!!"と再び言っていました。砂糖さえ入れればHotも
Coldも緑茶は大好評で御代わりを求める生徒が続出でした。

おまけに、抹茶ミルクと抹茶ポッキーも試食&試飲。どちらも生徒たちには大
人気でした。

生徒たちが本当の緑茶の味や香りがわかったかどうかはわかりませんが、生徒
たちの反応もとてもおもしろく、どのクラスでもとても楽しい授業でした。



◆デンマークへ来なかったら、私の人生は平凡だったかもしれない
Denmark/EU/スクールインターン/石田 英之 さん ( 06/11〜07/08 )

海外での生活は印象的な出来事が多く非常に楽しいのですが、やはり生活して
いれば時々ストレスを感じたり、落ち込む事もあります。

そのような時、以前は街へ買い物に出掛け日本食を買ったり、美術館や博物館
でのんびりした時間を過ごしていました。

最近、新しい趣味でストレス解消法を見つけました。

それは『森の散歩』と『ガーデニング』なのですが、やはり自然の中で身体を
動かすのは気分が良いですね。近くの森へ出掛けると野生の鹿や狐に出会いま
す。日本ではなかなか体験できない事なので、いつもワクワクしながら散歩に
出掛けます。

また、ホストの家には広い庭がありますが、ホスト夫婦共々腰や肩を痛め、こ
こ2〜3年は手入れをしていないとのことで、私が庭仕事に志願しました(ガ
ーデニングの専門知識は全く無いのですが、ホストに教えて貰ってトマトを植
えたり庭木を剪定しています)。

ストレスを感じた時、庭で黙々と作業をしていると癒された気分になり、いつ
の間にか元気になっています。

ドイツのノーベル賞作家、ヘルマン・ヘッセは「土と植物を相手にする仕事は、
瞑想するのと同じように、魂を解放し休養させてくれる」と言っていますが、
今その言葉を強く実感しています。

そして庭の向こうの地平線まで広がる草原を眺めながら、『デンマークへ来な
かったら、私の人生は平凡だったかもしれない』とそう思いました。