◆展覧会企画の補佐をしています。
Germany/EU/ワーク&カルチャーインターン/Ms. K.Y. ( 08/03〜09/03 )
10月からは、研修先で展覧会企画の補佐をしています。もう一人の仕事場の人と協力して、展覧会テーマ「人権と芸術」にどのアーティストを招待するか調査をしました。
クンストハレにある図書館や近くの資料館に足を運んで、カタログやモノグラフから30人ほどのアーティストを調べました。現代芸術にあまり詳しくなかったので、自分と同時代に生きている人が、どのような作品を作っているのか、とても勉強になります。
先日は、クンストハレのパンフレットなどを担当しているデザインの方と話し合う機会もありました。そこで、美術館のコンセプトを理解してもらい、パンフレットの考案を送ってもらいます。そのような場に参加できたのも、勉強になりました。
◆最近は先生方のお手伝い
Finland/EU/国際教育体験プログラム/Ms. J.F. ( 08/04〜09/01 )
夏休みが終わってから学校ですごく忙しくしていたのですが、秋休みが終わってからグンとあまり忙しくなくなり、最近は先生方のお手伝いをしています。
おとといは近くの幼稚園にも行って、楽しい時間を過ごしました。最近は時間ができたのを利用して、フィンランド語を勉強しています。そのおかげか、自己紹介が少しできるようになりました。
先生たちも、ちょっと喋れるようになってきたと言ってくれて嬉しいです。あと数ヶ月しかないと思い、今は、冬にむけてサンタクロース村に行く計画を立てたり、お菓子作りにハマったりしています。
◆あと1ヶ月。帰国してしまうのはもったいない位
世界(カナダ・フィンランド)/海外教育交換/関根光子さん( 08/04〜09/01 )
現在、学校では1日平均3回のペースで時間を頂いています(1回は20分)。
夏休み前は1年生を中心にお手伝いさせて頂きましたが、9月からは、Gr.5、6を中心に行くようにしています。Gr.5からフランス語があるので、そこで第2外国語としての先生の授業の仕方を見学させて頂き、ついでに少しフランス語の基礎を私自身が学んでいます。
去年(夏休み前)まで、教えていたGr.2の子どもたちのクラスは、本当に楽しい。
週に1回か2回しかないのに、日本語を覚えるのが早い事に驚いています。Gr.6のクラスではMother's lullaby"の紙芝居を聞いてもらってから,YouTubeを利用して「はだしのゲン」(20分ほど)を教室で見ました。
今後は「ヒロシマのサダコ」の映像をYouTubeで見て、平和学習をしていく予定です。それと、毎回5問マルバツクイズで、日本のことについて学習してもらっています。
少し困っている事は、Gr.5のクラスが落ち着きがなく、担任の先生も困り果てているという状況ですので授業はArtの時間しか頂けません。その時間に3人くらいずつひらがなでの名前の書き方を教え、切り抜き、色をつける、という作業をしています。
まあ、そんな時間も楽しいのですが、そのクラスにもヒロシマのことを知ってもらえるような授業をしたかった。今年度から、どの学年も2学年で一つのクラスを構成しています。それで、Gr.6のクラスには実はGr.5の子も3分の1位います。3年以上はそのようになっています。子どもの人数の関係です。
学年をまたいでひとつの教室で勉強する事のメリットも少なからずあるのかもしれないけれどデメリットの方が大きいように感じます。
さて秋が過ぎて冬になりかけています。今朝(10月半ば)は0℃に下がりました。どこを歩いても美しく紅葉した葉が芝生の上に降り積もっています。本当に夢のように美しい秋のこの風景を楽しんでいます。
毎週月水金の朝8時から10時までのテニスも楽しみにプレイさせて頂いています。朝自転車で10分くらいの所に行くのが本当にたのしみです。なぜかって朝早くのAvon Riverとduck, swanたちの美しい事と時々ジョッギングしている人々と出会い挨拶するのも楽しみだし、コートが素晴しい紅葉のメイプルの木々の中にある事、もう言葉では言えないくらい感動する自然の美しさの中で生活できるのももうあと1ヶ月。帰国してしまうのはもったいない位のここStradfordです。
◆スペイン語の駆使に四苦八苦
Spain/EU/スクールインターン/加藤 由香里 さん ( 08/09〜09/09 )
10月から学校で日本語の授業が始まりました。
希望者へのエキストラの授業で、週に2日1時間ずつ小学生を相手に授業しています。
まだ8人だけの小さいクラスで、多量に持って来た授業用のグッズは日の目を浴びていません。。。 今後生徒が増えるかもしれないので、それに期待しつつも、8人で手を焼いてくこともあるので増えたらまた大変だなと思ったりもしています。
学校からは完全にお任せで、やる内容も進行に関しても何の指示などもなく好きなようにやるように言われています。しかも、サポートの先生もつかないので、スペイン語の駆使に四苦八苦しています。
日本語を学びたい子のみの精鋭クラスなので、授業への関心が高く、飲み込みの早さに驚きつつ、どうしたら飽きさせず60分授業を持たせられるか考えてやっています。
今のところ年間の計画を立てて、週ごとにやることを変えるようにしていますが、まだ始まったばかりでどうなるかわかりません。思ったより日本語そのものへの関心が高いので、週に1日、日本語の練習(読み書き)もう1にちは文化的なことをやりながら単語をちょっと覚える、という風に進めています。
まだ試行錯誤ですが、おいおいめどがたっていくのではないかと思っています。
◆子どもたちが可愛いことは言うまでもありません。
United Kingdom/スクールインターン(LAP)/Ms. S.I. ( 08/07〜09/07 )
9月からインターン活動が始まりました。
Coventryに移ってくる前は、本当に学校で教えられるのだろうかとか、英語の力があまりないのに、子どもたちの前でちゃんとできるだろうかと不安でいっぱいでした。
私は渡英前に以前のインターンの方と連絡が取れ、学校の様子やインターン活動について、かなり情報をいただいていたのですが、それでも具体的な授業案などは、なかなか作ることができず、インターン活動を始めてしまいました。
最初のころ、ミーティングに出ても、子どもたちから話しかけられても、行っていることが半分くらいしか分かりませんでした。ある子など私の頭をなでて「今度聞いてあげるからね。今は忙しいの。」と言って離れていったことさえあります。(今も仲良しの6年生ですが)
今思うと、事前に準備できることなど(特に授業内容など)とても少なかっただろうと思います。子どもたちと接し、学校の運営の仕方を肌で感じ、システムや機材や資材など使いかたや使えるものを確認して、初めていろいろな授業案が浮かんできました。
現在ふたつの学校でインターン活動をしています。
月曜から水曜までパークヒルプライマリースクール(こちらは34年生にグループ学習と5,6年生に30分の授業、その他に12年生に15分ずつのレッスンとレセプションのヘルプをしています。)
木曜と金曜はアウワレディーアサンプション カソリックプライマリースクール。こちらも公立ですが、敷地内に教会があり神父様も授業に来るし、授業のはじめと終わりはお祈りをするし、雰囲気はだいぶ違います。
こちらではクリスマスまで3年生から6年生までを取り出し授業をし、その他に2年生のリーディングと1年生の体育をお手伝いしています。
両学校ともに図書館の仕事も手伝っています。(貸し出しのパソコンへの登録のお手伝い。)これは私が児童文学好きなのを知って、両学校の先生が作ってくれたお仕事です。
ということで、ウィークデーは隙間なく仕事が入っていますし、その準備を学校でするので、(インターネットへの接続が学校でしかできません。)かなり密度の濃い毎日を過ごしています。
ホストファミリーは元パークヒルのナーサリーの先生だったホストマザーと自動車会社にお勤めのご主人で、異文化の私を受け入れる姿勢が素晴らしいと感じています。
家は自分の家のように自由にくつろいで過してよいと言ってくれるし、実際にそのようにしてくださっています。こちらに来てからずいぶんお料理もさせてもらいました。最初のころ、バスの事情が分からなかったときには、地図を下さり、懇切丁寧に町のことを案内してくれました。
学校の事情にも詳しいので、授業の進め方や子どもたちへの接し方など、適切なアドバイスもしてくださいますし、英語の表現なども教えてくれます。
こうして安心できる家庭があり、毎日やるべき仕事があり、それが自分で創意工夫できる仕事であるということが、とてもありがたく、楽しく毎日を送っています。
子どもたちが可愛いことは言うまでもありません。
◆もっとうまくできるはず。がんばります!
USA/海外教育交換プログラム/岡田 弥生 さん ( 08/09〜09/06 )
USAユタ州のcenterville Cityというところに来ています。
こちらは、雪が降りとても寒くなってきました。今の時期に雪が降るのは、めずらしいそうです。コートを持ってきていてよかった。
学校では、早い時期から、私が来ることを子供たちに話していたようで、学校の掲示板に写真がかざられていました。学校では有名人です。
レッスンは、自己紹介や日本の紹介から始まり、今は折り紙を教えています。うまくいかないこともありますが、反省をいかして少しずつ良くなっていると思います。
先生方は、とても優しく、良かったよ!といってくれますが、もっとうまくできるはず。がんばります!
◆町では、アジア人は私一人
USA/海外教育交換プログラム/片山 南美子 さん ( 08/04〜09/03 )
10月は、農業の専門高校に滞在することになりました。専門高校における、生徒や教員の悩みや課題などは日本と共通する点があるなぁ、と感じます。
シカゴのような大都市では、生徒はテレビゲームやアニメーションなどを通して、小さい頃から日本文化について触れる機会が多いようです。マンガ好き、アニメ好きの生徒から、沢山の質問を受けました。
9月に滞在していたイリノイ州の州境にある小さな町では、アジア人は私一人、といったところでした。シカゴでは沢山のアジア系の人に会うことができます。
◆何か形に残るものを渡したくて作ったbooklet、作った甲斐がありました。
United Kingdom/国際教育実習プログラム/Ms. K.H. ( 08/07〜09/02 )
Primary Schoolでの研修が始まって、早いもので一ヶ月半が経とうとしています。
私は最初の週から1週間に1クラスずつ、year 1から順に回らせて頂いているのですが、先々週でinfant studentsのクラスを回り終え、先週からjunior studentsのクラスに移りました。
授業案ではないのですが、先週からjuniorの生徒たちに渡し始めた日本紹介のbookletについて、少しご紹介したいと思います。
内容は、日本地理のページ、日本語での挨拶のページとその練習ページ、数字の数え方とその練習ページ、年間行事のページ、日本文化のページ、日本産(?)のものについてのページの全8ページにしました。
1.日本地理は、日本地図と日本の人口、面積、国歌などの基礎情報を。
2.日本語での挨拶は、「おはよう」「こんにちは」「こんばんは」「ありがとう」「さようなら」を絵付きで解説、練習ページはこれらのひらがなを大きく点線で書いて、ローマ字でふり仮名を打って、なぞって貰うという形にしました。
3.数字も同様です。
4.年間行事は、四季と月それぞれの日本語と一緒に、絵付きで。
日本文化は、「四季」、「富士山」、「箸」、「靴を脱ぐこと」などを、今度は絵と文章で。
5.
最後は、「着物」や「ポケモン」など日本産のものを絵付きで、たくさん描いてみました。
それらをA4サイズで両面印刷し、白の画用紙と一緒にステイプラーで止めました。また興味を持って貰うために、絵を多めにしてみました。
画用紙の裏表にそれぞれ生徒ひとりひとりの名前と私の名前を英語とカタカナで書いて、敢えて表紙には何も書かず、白いままにしました。「JAPAN」と綴り、好きな絵を描いて、自分だけの本を作って欲しいと思ったためです。
浴衣を着せる授業で子どもたちに渡して、浴衣を着る順番を待っている間に日本語の練習をしたり、色を塗ったりして貰えるようにしました。浴衣を着てる絵を描いてくれた子がたくさんいて、嬉しく思いました。
典型的アナログ人間の私は画用紙を切るところから全て手作りだったので、作るのに長い時間がかかってしまいましたが、自分としては満足しています。
本当はyear 1と2のinfantの生徒たちにもあげたかったのですが、読み書きもまだ危うい年齢のため、先生とも相談して、取り敢えずjuniorの生徒たちだけに渡すことにしました。
授業だけでは全てを伝えきるのは難しいし、何か形に残るものを渡したくて作ったbooklet。先生方にも生徒たちにも意外と評判が良く、作った甲斐がありました。
◆たくさんの人の協力でついに千羽折りあげ、ようやく完成しました
Finland/EU/スクールインターン/Ms. M.I. ( 08/04〜09/04 )
夏の白夜が嘘のように、夜が長くなってきました。
朝、7時半のバスに乗って学校へ行っていますが、起きた時は真っ暗で出掛ける時は、日の出の時間です。視界の80%以上を占めるフィンランドの広い空に、朝焼けの不思議な美しい色を見て学校へ行っています。暗いうちに起きるのは辛いのですが、日本では見られないその空の色を見られて嬉しくなり、眠気も吹き飛びます。寒さで眠気が吹き飛ぶと言ってもいいかもしれませんが・・・
現地の人々はいつものことなので、その美しさより眠気で満たされてしまうようですが、日本人の私から見て、空と光の美しさがフィンランドの良さだとつくづく思います。
ところで、学校で千羽鶴を折って、銃乱射事件のあったカウハヨキへ送るプロジェクトを企画しました。先生方に呼びかけ、その趣旨に賛同してくださった方からどんどん生徒へ広まり、ついには地元紙にも紹介されました。
何事も興味がある人だけがやるという国民性なので、最初はどれくらいの人が協力してくれるのか心配でしたが、難しいといいながらもたくさんの人の協力でついに千羽折りあげ、ようやく完成しました。
美しい折り鶴そのものもさることながら、どうして鶴なのか、千羽なのか、という質問に答えていくうちに、文化の中での日本人の心のあり方を確認したのは、誰でもなく私でした。そして、それを理解してくれているであろう同僚の先生方、生徒達が、日本人の心を知ってもらえたことが一番の収穫です。
こうして皆のプロジェクトになり、誰もが出来上がりを楽しみにしていました。今は出来上がった千羽鶴を眺めながら、いいプロジェクトだったわね。と振り返っています。
まだ先方の事情から届けてはいませんが、受け取る方へも皆の気持ちがきちんと届くといいなぁと思っています。
◆やはりこの1ヶ月はとても早く過ぎてしまいました。
United Kingdom/ワーク&カルチャー(LAP)/Ms. H.K. ( 07/10〜08/10 )
9月のホリデー後、インターンもあと残り1ヵ月だと思っていましたが、やはりこの1ヶ月はとても早く過ぎてしまいました。
仕事ではいつもと変わらずやっていますが、同じコースの友達と会って話したりすると、インターンももうすぐ終わり、みんな今後のことを考えなければならない時期に来ているんだな、と実感します。
インターン先では色々な面で待遇もよく仕事をさせて頂き、この会社には、ボスを始め、みんなに感謝したいと思っています。
私生活でも、参加しているサッカーチームのリーグも始まり、毎週練習や試合に行く等、ロンドンのサッカーガール達との交流もできて楽しんでいます。
12月までビザが出ているので、それまではこちらでの生活を楽しめたらなぁと思います。それまでには今後のことも考えておかないと…、とも思いつつ…。
◆子どもたちは日本について全く知らない
USA/国際教育実習プログラム/細谷 貴志 さん ( 08/09〜09/03 )
私の研修先はマラソンの練習場所で有名なボルダーの近くにあります。さらにボルダーよりも標高が高いため初めの一週間は頭痛に悩まされました。
研修に関しては、こちらに来てまだ二週間ですが毎日50分×3コマ授業を一人でやらさせてもらっています。
子どもたちは日本について全く知らないので何をやっても興味を持ってもらえるのでやりがいがあります。
◆現れたのはHappy Birthday Squirrel の文字
USA/国際教育実習プログラム/植田 梨沙 さん ( 08/01〜09/01 )
新しい家族ができました。と、言ってもメンバーはみんなこちらで知り合い、仲良くなったお友達4人です。
アメリカ人のお友達4人はコンドミニアムで一緒に暮らしており、私も週末にはよくそこへ遊びに行き1泊して過ごすと言う日々を過ごしていました。私と同い年の方が2人と、2歳上と下の方々ですので年齢が近いこともあって話も合います。
私のような外国人がカタコトの英語でスラングを言うのが彼らにとってとても面白いらしく、いつも様々な言葉を教えてくれます(笑)おかげで彼らと出会ってからこの数ヶ月で様々な言葉が身につきました。
ある日いつものように彼らの家に遊びに行くと、ここで一緒に暮らさないかと言われました。友達4人みんながそう言ってくれたのです。
私と一緒にいることが彼らにとって、とても楽しいのだそうです。そう言って私を招いてくれたその日、彼らは「自分達が新しいアメリカの家族だよ」と言ってくれました。
9月後半に私の誕生日がありました。
生まれて初めて、日本以外で迎える誕生日でした。私のアメリカの家族は、サプライズパーティーを用意していてくれました。私の知らない間に、サプライズゲストとして他のお友達2人を内緒で用意していてくれたのです。
ルームメイトが作ってくれたご馳走を食べていると、暗くなった部屋にケーキが。そこには私の大好きなHello Kittyの顔のケーキにキャンドルが灯されていました。ロウソクを吹き消すと、そこに現れたのはHappy Birthday Squirrel の文字が。
日本語を勉強している私の友達は、ある日気づいたのです。私の名前「リサ」と「リス」がにているということに・・・笑
彼らはわざわざ日本人が経営するケーキ屋さんに電話をし、このSquirrelケーキを注文したのです。当然、お店の方もケーキにこのような文字を入れるのは初めてだったと思います(笑)
彼らのジョークと優しさがいっぱい詰まった、しかも日本のケーキは、最高に美味しかったです!!!!
◆年齢が近いので話すことも多く忙しい毎日
United Kingdom/スクールインターン(LAP)/小野田 陽子 さん ( 08/07〜 )
私の研修先は語学に力を入れている珍しい学校なので。日本文化紹介の時間も週に1度あるのですが。それよりも毎日の授業が案外忙しいです。
先生がいるので、個人的にはアシスタントですが、テストをつくったり会話練習をしたり。
また、ドイツ・フランス・スペインからも同じようなアシスタント先生が
来て、年齢が近いので話すことも多く忙しい毎日です。
◆加速度的に研修生活がよいものになってきています
Sweden/EU/国際教育体験プログラム/女屋 美咲 さん ( 08/08〜08/10 )
今日は、新聞社のひとが取材に来てくれました。以前から、2社ほど新聞社の取材が来るよと言われていたのですが、今回のものは飛び入りの取材で当日の朝にそのことを伝えられました。
最近では当初のホームステイ先を拠点にしながら、学校の先生方のはからいで週末を中心にいろいろな家庭に短期間滞在させてもらっています。
そのため時に大きな荷物を背負ってバックパッカーのような感じで家庭から家庭へと移動していて洗濯が毎日はできないこともあります。
この日も、ズボンを洗濯しなきゃなあと思いながら学校にいき、取材のことを聞かされたのですが、やはり私のいでたちはあまりクリーンではない状態。
そしてその日は、こどもたちと竹ややすりなどを使って外で工作をしまた一緒に走り回って、さらにクリーンではなくなり。
そこへいきなり呼ばれて新聞社のひとと対面。
彼はとても性能のよさそうなカメラでたくさんの写真を撮ってくれましたが、
「ああもうちょっと早くこのことを知っていたらもっときれいな状態で写真におさまることができたのになあ。」と、思いました。
もうちょっと髪の毛をセットし直して顔にちょこちょこっと手を加えれば、ましな状態になっただろうなと思うのですがすでに手遅れですね。
ホームステイ先のひとは、日本には配られないから日本の友達は誰もこの新聞をみないし大丈夫だよと言ってくれたのですが、いやしかしそういう問題ではないような気も。
この地域には大量に配られるのですから。
しかしともあれ、汚く写っていたとしても、新聞の取材を受けることも普段あまりないしなかなか楽しい経験ではありました。
できあがった記事をみたいようなみたくないような。
また別件ですが、ひとりの生徒のお姉ちゃんが日本にたいへん興味があって日本を旅行するという話を聞いたので、彼女に東京にいる私の友人をひとり紹介したのですが、彼らは東京で無事に会うことができ楽しく過ごすことができたようなのです。アニメが好きな女の子で東京に来ることができてとても喜んでいるようでした。
さらに、その女の子は当初日本の各地を旅行してまわるという予定だったのですが、その予定を変更して私の友人の家でいま一緒に暮らしているらしく、よい出会いをしたようだったのでよかったなと思いました。
そこで暮らすとは思っていなかったので驚きましたが、
私のその友人は木造の古い日本家屋に住んでいて日本の生活を体験するにはもってこいの場所なのでそのスウェーデンの子にとってはとても面白い体験になるのではないかなと思います。
普段それほどひとの役にたつことの少ない私でも、こんなかたちで今回少し役に立ったということはとても嬉しいことでした。
また他にもたくさんの貴重な巡合せや素晴らしい出会いがあり、加速度的に研修生活がよいものになってきています。学校やまた滞在した家庭などで多くのひとの心遣いと愛情に囲まれて、本当に毎日あたたかくきらきらとした経験に満ちています。
◆母国語じゃない言語であそこまで説明するってことは凄いことだよ
Canada/ワーク&カルチャーインターン/青塚 圭一 さん ( 08/05〜09/05 )
博物館でのインターン活動は9月に入ってから大きく変わりました。
と言うのも、大学が夏休みである5月から8月の間、アルバイトとして博物館で働いていた大学生の皆さんが新学期の始まりと共にそれぞれの大学へと戻っていってしまったためです。年齢も近いこともあって、学生さんたちとは公私とも仲良く過ごしてきたので、9月は少し寂しい気分でのスタートでした。
しか〜し、見習いの身である自分にそんな哀愁に浸っている余裕はありません!
なぜなら学生さんたちがいなくなった分、自分に任される仕事が多くなったからです!!そのため、来館者の受付から、展示物に関しての説明など、より来館者と接する機会も増え、この夏の間、自分が如何にアルバイトの学生さん達に助けられてきたかを実感しました。
最近では博物館に見学に来た小中学生の団体さんに岩石を使った実験の指導も任されるようになったのですが、やはり英語での説明が理屈っぽくなったり、小学生が理解できるような優しい表現が思い浮かばなかったりで、悩むこともありますが、研修先の博物館の方からは「母国語じゃない言語であそこまで説明するってことは凄いことだよ」と励まされながら進めている状態です。
それでも、先日、研修先の学芸員の方が自分のレクチャーに参加した小学生に感想を尋ねたところ、元気に面白かったという返事がもらえたのは嬉しく、自分が思っているよりも反応は悪くないのなら、自信を持って楽しく進めていこうじゃないか!と思えるきっかけとなりました。
先日開かれた学会では研修を始めてからずっと取り組んでいた研究報告をポスターセッションで発表する機会も与えてもらい、ドキドキしながらも無事に終えてきました。自分にとってはこの4ヶ月間の集大成でもあるものの発表であると同時に、カナダへ来てから初めての学会だったのですが、多くの研究者の方々と様々な議論を交わすことで良い勉強ができたと思います。
博物館の業務や研究内容など勉強することが多い毎日ですが、まずは自分が楽しんで進めていけば大丈夫と気持ちで取り組んでいます。
限りある研修期間なので、とにかく躊躇わずに前進あるのみです。
◆この歳になって高校生に見られるのは、いい事なのか悪い事なのか
USA/国際教育体験プログラム/近江 竜也 さん ( 08/04〜09/04 )
長い夏休みが終了し、9月から新年度が始まりました。今年度から日本語の先生がアメリカ人の先生から日本人の女性の先生に代わりました。この方は本当に英語が上手で、アメリカ人よりも英語が上手に思えるくらい発音が綺麗でとても羨ましいです。人柄もとても良い方で目標にしています。
新入生にとっては、田舎町の高校に二人も日本人がいることが嬉しいみたいで、最初は二人とも日本好きの生徒から質問攻めでした。去年から日本語を履修している生徒は、ほとんどが今年度も日本語を履修していて、去年からの生徒も熱心に日本語を勉強してくれているのが嬉しいですね。
授業が終わって教室を出る前に毎時間ハグをしてくる生徒がいたり、お昼休みは特に用事がなければ日本語の先生とは話さないようにし生徒と一緒にご飯を食べるようにして英語で話すように心掛けたり、チェスゲームを一緒にしたりと、夏休み前よりも生徒との距離が近くなったような気がします。
また、何となく思い付いたので、生徒に『うちのにわにわにわにわとりがいる(うちの庭には二羽にわとりがいる)』を黒板に書いて生徒に読ませてみましたが、これが意外に好評で、最初は上手く言えなかったですが、みんな楽しそうに練習してくれて上手に言えるようになりました。代わりに、“How much wood could a woodchuck chuck if a woodchuck could chuck wood.”や“She sells sea shells by the sea shore.”のような英語の早口言葉を言わされましたが、上手く言えなかったです。生徒に負けないように練習しなくてはダメですね。
また、日本語の生徒から誕生日パーティーに招待してもらいました。この子は普段はおとなしい子で、授業中もあまり発言しないし、休み時間に話しかけてくることもあまりなかったような子だったので、誘ってくれたのは以外でしたが、とても嬉しかったです。
他の生徒も何人か招待されていたのですが、その子は友達同士では良く喋るみたいで、いつもとは違う一面を見ることができたのが嬉しかったです。パーティーもとても楽しく、素敵なアメリカの誕生日会を経験することができました。
パーティーの帰りには、別の生徒の母親が迎えにきてくれましたが、その人から「日本に帰ったら高校に戻るの?」と質問されました。どうやら日本の高校からの交換留学生に見えたみたいで、27歳だと言ったら驚いていました。最近知ったことなのですが、今年度から配属された先生方の中にも自分のことを最初日本の高校生だと思った先生方もいたと、日本語の先生から教えられました。
どうやらここではとても若く見られるようです。高校を卒業したのはもう10年ぐらい前なのに、この歳になって高校生に見られるのは、いい事なのか悪い事なのか少し複雑です。
また、去年同様、日本語の授業がない時間は体育の授業にも参加し、適度に運動ができるので、運動不足にならずに、日本語以外の生徒とも仲良くなることができます。全く知らない生徒も廊下で名前を呼んでくれたりしてくれるのも嬉しいですね。
こんな感じで毎日学校に行くのが楽しみです。
また、ホストファミリーも新しく変わりました。今回が3件目で、前の2件は子供がいないホストファミリーでしたが、今回は高校生の男の子と小学生の女の子がおり、特に小学生の子は日本が好きで毎日一杯話しかけてきてくれるので英語を話す機会が増えています。ホストもとても親切で毎日学校まで車で送り迎えをしてくれたり、週末には大学のフットボールの試合に連れて行ってくれたりと、アメリカの温かい家庭を感じています。
先生とホストが代わり、残り半分のインターン生活を新たな気持ちで挑んでいます。
◆先生は各生徒一人一人とコミュニケーションをしっかりとっている
Finland/EU/国際教育実習プログラム/Mr. S.U. ( 08/03〜08/12 )
もう10月なんですね。
ここTURKUは日に日に気温が下がり、朝晩は急激に冷え込むようになりました。自転車登校している私にとっては、非常につらい日々になり始めています。手袋とマフラーも欠かせなくなってきました。
さて、9月は高校、中学校、小学校二校と、四校を回ることになり、毎日違うスケジュールで活動しました。特に印象的だったのは、小学校の授業でした。
その日はとある小学校を訪問させていただき、一日朝から昼過ぎまで授業を見学していました。一時間目、二時間目、三時間目と、各教科を後ろで聴いていたのですが、彼らの授業を一言で表すならば、「協力」という言葉がまさにぴったりかと感じました。
というのは、教科内容にかかわらず、生徒は隣の生徒と話し合って課題を進めていたり、また先生は各生徒に気を配り、わからない生徒を見つけると一対一で教えると言う形を取っていたからです。
また、各生徒が一人で黙々とするような授業ではなく、生徒に問いかけ発言を引き出し、それをまた違った形にして投げ返したり、生徒に質問させ、それを生徒が答える、など、教室全体が一つの総合体として活動しているように感じました。また先生は各生徒一人一人とコミュニケーションをしっかりとっている、そんな印象を受けました。
これを可能にしている要因の一つとして、少人数授業を挙げることができるかと思います。生徒は多くて20人ちょっとで少ないときは8人程度。こうして先生は授業内に、一人一人と接することができ、生徒たちも一つの集合体として動けるわけです。
こちらでの生活も残すところあと3カ月を切りました。残りの時間は、予て胸に抱いていたゴールと現状を照らし合わせながら、もう少し計画的に動いてみようかと思います。
◆寒さは半端なく寒くなる
USA/スクールインターン/佐向 美樹 さん ( 08/09〜09/07 )
こちらに来て2週間が経ちますが、シカゴのハイドパークは比較的安全で、交通手段も豊富、食材にもとくに困っていません。ただし、寒さは半端なく寒くなると思われるので、寒い地方に行かれる方は、出発前に現地の方に情報を聞いておくといいと思います。
食事については、日本のような味は期待しないほうがよいでしょう。
私のホストマザーは自分で食事をいっさい作らない人なので、自炊をしなければなりません。このことは、実際に着いてから知りました。少しでも疑問に思うことは前もって聞くとよいと思います。
◆意外なところで私の個性をいかせたので自分でもびっくり
USA/海外教育交換プログラム/大石 正隆 さん ( 08/04〜09/03 )
ケンタッキー州の高校で日本語を教えています。
私は最近ちょっと変わったことを始めました。こちらの高校での生活を4コマ漫画で表現することです。私は漫画を書くなんてことには今までまったく興味がありませんでしたが、私がノートに描いていた絵を生徒たちが見て、「書いてみたら面白いんじゃない!?」と言われたのがきっかけになりました。
日本語のクラスを受講している生徒たちは、アニメ・漫画が大好きです。日本のアニメ漫画文化の浸透ぶりは日本にいた時に想像していた以上のものです。
アメリカの高校生たちはとても個性的でおもしろく、いつも笑わせてくれますし、たまに唖然とさせられるぐらいワイルドです。そんな彼らの姿を漫画で表してみたところ、ウケがよくて、「私のことも描いて!」と言ってきます。
アメリカ文化や面白い生徒たちの姿を見ていれば、ネタには尽きることがありません。私もこちらの生活での驚きやちょっとしたストレスをおもしろおかしく漫画に描いて笑い飛ばしているので、いいストレス発散になっています。
私が勤めている中学校でも、私の学級通信には、少し絵を描いて載せていたのですが、意外なところで私の個性をいかせたので自分でもびっくりしています。
絵自体は、簡素でお粗末なものなのですが、それが逆にいいみたいです(笑)。
◆ホノルルに来て1週間。言葉の壁を少し感じています
USA/ワーク&カルチャーインターン/Ms. S.K. ( 08/09〜09/09 )
本格的に仕事が始まって1週間経ちました。
オフィスにも少しづつ慣れてきて、オフィスライフを楽しんでおります。ただ、まだ私にできることは少なく、招待状送付や銀行に行ったりと他の人の手伝いが主です。
ただ、昨日(金曜日)にJapan in a Suitscaseというプログラムで初めて、St.Theresa Schoolという私立の小学校に行き、プレゼンテーションをしてきました。子供たちの頭の良さに驚きました。非常に良い子供たちで楽しい時間を過ごしました。
ここホノルルに来て1週間。言葉の壁を少し感じています。今まで日本で勉強してきたことは、ほとんど役にたっておりません。
早く、現地の人の言葉に慣れて、仕事・プライベートともに充実させて行きたいと思います。
◆子どもたちの「知りたい」気持ちを最大限に引き出せるような授業づくり
USA/海外教育交換プログラム/Ms. M.K. ( 08/04〜09/03 )
現在までに各クラスで5回の授業を行いましたが、少しずつ挨拶が定着してきたようです。校内で私を見かけると以前は「Hi!」や「Hello!」と声をかけてきてくれていたのですが、今は「おはよう」「こんにちは」と日本語で挨拶してくれる子も増えてきました。
また、俳句に興味を持った教員が、私の授業で俳句を教えてほしいとリクエストしてきてくれました。クラスによって興味・関心の度合いは違いますが、少しずつ子どもたちの世界が広がっていっていると思うとうれしいです。今は数字を教えています。
空手のレッスンに行っている子どもたちの中にはすでに知っている子もいますが、新しいことを知る(特に他の言語を知ることや実際に体験する)といったことは、どの国の子どもたちも大好きなようで、その学ぶ姿勢はいつも私に笑顔をくれます。
子どもたちの「知りたい」気持ちを最大限に引き出せるような授業づくりをしていかなければと痛感しています。
◆授業中にリラックスしすぎる
USA/国際教育実習プログラム/今川 詩織 さん ( 08/04〜09/04 )
授業にも慣れ、夜中まで授業の模擬練習をしなくても済むようになりました。
でも、慣れすぎているのか生徒も授業中にリラックスしすぎることがあり、適度な緊張感を保ちつつ授業を進めていくように授業案を考えるのが今後の課題のようです。
ホストフャミリーは、4人の留学生と去年の留学生が戻ってきているのと、何かしらで人の出入りが激しく、私にはなかなかなじめない環境が続いています。
◆思いっきり匂いをかいでおいた
Sweden/EU/スクールインターン/Ms. A.F. ( 08/04〜09/01 )
とうとうこちらの新聞に載ってしまいました。
記者の方がたいへん話しやすい雰囲気だったので、気楽に話せたのは
よかったのですが、あとから、よけいなことまで話しすぎたかなぁと
若干心配でした。
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スウェーデンの有名な俳優さんと一緒に写真をとる機会があって、
そのとき思いっきり匂いをかいでおいた、とか。。。
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しかし、さすがプロの記者、立派な記事に仕上げてくださいました。
一生の記念になります。研修先の先生や生徒たちが、あの記事読んだよ、
とか声をかけてくれて、嬉し恥ずかし気分です。
また、先日ヨーテボリにて行なわれた大規模な本の展示会の時、ブック・メッサで、憧れの絵本作家さんと一緒に写真をとってもらったり、サインをしてもらったり、素晴らしい経験をさせてもらいました。
この展示会は、毎年この時期に、ヨーテボリで行なわれます。
(たしか9月の最終木曜日から日曜日の4日間だったかな)
本が安く買えたり、著名な作家さんたちがいらしたり、世界各国からの
出展もあり、ともかく様々な催しがあります。日本からの出展もあり、
久々に日本の雑誌とか漫画を立ち読みしました。
レストラン・コーナーでは、お寿司もあったし、日本の空気に触れられて、懐かしかったです。
入場料金は大人120skr、日本円にしておよそ2400円ほどなので、決して安くはないな、と、最初は思ったけど、たくさんのブースを見てまわっているうちに、某クレジットカード会社のキャッチ・コピーが頭の中をよぎりました。
”憧れの絵本作家と握手、プライスレス。お金で買えない価値がある。”
この時期に、ヨーテボリのそばに住めたことを嬉しく思います。本が好きで、これからスウェーデンにくる予定の方は、この時期に来るのもいいかもしれません。紅葉もキレイな季節なので、オススメです。
ただしこの次だと、一年後になってしまいますが・・・。
◆生徒たちは、夏休み前に教えたことをすっかり忘れていました
USA/スクールインターン/小西 智子 さん ( 08/02〜09/02 )
生徒たちは、夏休み前に教えたことをすっかり忘れていました。
今まで教えた4か月は何だったんだ とがっくりです。でも、これもいい機会かなと思い、この1ヵ月はもう一度基礎的なことから教えだしました。基礎的なことというのは、言いたくないですが、私の名前からです。
残念ながら、私の名前と挨拶が一緒になっている生徒がいたんです。私はコニシ、Helloはこんにちは。私のことを2年生の生徒が「ハイ、ミスこんにちは〜!」と張り切ってハグしてくれました。彼女の笑顔の可愛さと無邪気さにやられて思わず笑ってしいましたが、少し複雑でした。
それから、挨拶、数字のカウント、おじぎ など、ゆっくり時間をかけて教えなおしていると、ここへ来た当初のことを思い出しました。約8ヵ月前ここへ来たときは私自身やる気満々でした。でも、実際授業をしてみるとなかなかうまく進行できず、どうやったら生徒達が楽しんでくれるか手探り状態で、説明の英訳にも時間がかかるし、毎日一人で反省会でした。
それを思えば、今は英訳なんてあんまり考えずに授業をしていることに気付きました。授業内容だけ考えて、説明はその場で考えて言っています。こんな言い方をすると語学力がすごく上達しているかのような感じですが、実際はそっちではなく、なんとかなるだろうと精神力が上がりました。いつのころからか私の中で、「完璧な授業」ではなく、「生徒と一緒の授業」に気持ちが切り替わっているように思います。わからなかったらその場で生徒に英訳を教えてもらっているし、間違っていたら教えてくれます。生徒がいなくては私の授業は成り立たないし、私がいないと日本語クラスじゃない。こう考えるとこの学校には自分の立場がきちんとあるんだなと、なんだか嬉しくなりました。
◆まだまだ日本人の活躍が必要
Finland/EU/スクール/川ア 亜利沙 さん ( 07/09〜08/09 )
先日、益子在住の陶芸家の日本の友人がデンマークでワークショップがあったついでに、フィンランドに立ち寄ることになりました。
そこで何か日本の焼き物体験ができないかと、友人と予め打ち合わせをして、特殊な焼き物用のインクを使って食器の絵付けをすることになりました。
生徒には前もって、無地のマグカップだったりお皿だったりと自分が絵を描きたいものを持ってきてもらうように指定しました。授業の始めに日本の写真や絵本を見せて各自イマジネーションを広げてもらい、各々好きな絵を描きました。
焼き上がりを待っている間は映画’蛍の墓’を見ました。映画を見て悲しくなったころに焼き上がり最後は笑顔・・・。有効な時間の使い方ができた授業だったと思います。
研修の最後の日に先生から、フィンランドの景色が載っているフォトブックを頂きましたが、中国語でした・・・。しかもお店の人がこれは日本語だと言ってきたそうです。日本に興味を持つフィンランド人が増えてきたとは言え、まだまだ道端を歩いていても中国人に間違えられ日本人だと思われないように、日本語も中国語も同じに見えるのか…まだまだ日本人の活躍が必要だな…としみじみ思わせられた体験でした。
私はこの度、ラップランドのサーリセルカで冬の間だけガイドをすることになりました。フィンランドに1年いましたが、冬にオーロラが見れなかったことが心残りだったので、いっそのこと北で暮らしてしっていつでも見れる環境になってしまえばいいのではないかと思ったからです。
冬はマイナス20度近くなるようなのでフィンランド南部にいた者としては寒さのことは本当に不安ですが、誰もが体験できることではないので挑戦することにしました。
きっとそこでもフィンランド人達に会うことでしょう。一人でも多くの日本ファンを増やすべく新たな地へ向かいます。
◆往復100キロ以上遠方からの登校
Finland/EU/国際教育実習プログラム/千葉 清香 さん ( 08/02〜09/01 )
今月はずっとラヌアの町の中心にある町で一番大きな小学校で研修を行っていました。当初の予定では1週間だけ、ということでしたが、いつの間にか先生方が「秋休みまで」と決めていたのです。理由は「人手不足」。
ここの小学校は全校児童(といってもプレスクールから小学5年生までで、6年生は1キロ弱ほど離れた中学校の校舎で学習しています。学校行事も別々に行い、交流はありません。)
300人強。全校児童250人の小学校で学んだ私にとっても人生で一番大きな小学校です。人口4500人の町で児童300人というのですから、住民にとっても「大きい」学校であることがイメージできるかと思います。当然児童もかなり遠くからバスやタクシーで登校して来ます。児童によっては数十キロ先、往復100キロ以上遠方からの登校です。
一学年3学級ずつ、一学級に15〜20人の児童。日本の小学校から見たらうらやましいほどの少人数学級ですが、どうしたものか、とても手がかかります。
それまで2学年、あるいは4学年同学級の複式学級は、先生の負担が大きくて大変だろうと思っていたのですが、「複式学級だから大変」という簡単な問題ではないようです。
例えば、3年生から6年生までで一つの学級での場合、3年生が騒いでも6年生が一言「静かに!!」と言えば静かになりました。時には先生の指示より効果があるほどです。
それが、同学年同士だと「静かに!!静かにしてよ!!ねえ!!!」という声が逆に騒ぎの原因になってしまう始末。
学級崩壊とまでは行きませんが、授業中立ち歩く、課題が終わっていないのに別の本を読んでいる、何回注意されても騒いで他の児童の妨害をする、鉛筆や消しゴムを投げる、児童間の喧嘩・・・といった行為が日常的なクラスもちらほら見受けられます。
今までいた児童数50人程度(あるいはそれ以下)の小学校では見られなかった行為や、子どもの怒りや悲しみの表情に出会い、少し戸惑いを感じます。
(ちなみにソメロの児童数150人程度の小学校でもこうした行為は少し見られました、が、これほどではありませんでした。)
フィンランドでは田舎の小さな学校を減らし、中央の大きな学校にまとめようという流れが20年前くらいから始まり、今も続いていると言います。私が研修をしたソメロ、ラヌアの両町はその波がちょうど今来ているといわれる町です。私が出会った先生方は皆この改革?には反対でしたから、私も多少影響されているのかもしれませんが、いまいち良い改革だとは思えません。
授業中ただボーっと座っているだけで表情のない児童や、いつも何かに追われるように落ち着かない児童の横につくように頼まれるたびに、「もしこの子が村の小さな小学校に通っていたら、どうだっただろう・・・」と考えてしまいます。同時に環境が子どもに与える影響の大きさを改めて感じます。
もちろん、学校の規模だけが問題ではないと思います。ソメロのある先生は「教育学会の大きな研究発表会はいつもフィンランドの南部やせいぜい中部で行われるから、北部の学校現場、特に田舎の学校現場に最新の教材や手法が本当に行き届いているのか疑問を感じる」というようにおっしゃっていました。私もソメロとラヌアの学校現場での指導方法(授業の進め方、生活指導両面で)の違い、副教材の違いを感じているので(どちらが最新なのかは聞いていませんが)、その点に興味を抱きつつあります。
「学校間格差が少ない」と言われるフィンランドですが、実際に研修をしてみて、その「少ない」格差を少し感じる今日この頃です。さて、日本の実態は・・・?
◆少しでも多くの子供たちに日本のことを紹介したい
USA/海外教育交換プログラム/Ms. N.K. ( 08/04〜09/03 )
新学期が始まり、1ヶ月が過ぎました。
研修先の学校では、リーディングの時間はすべて能力別の小グループで行っています。9月の初めの職員会議であなたにも4人担当してほしいと言われました。もちろんチャータースクールだからこそ可能なのだと思います。
教員免許をもっているし、英語もだいぶよくなってきたからとの校長の判断でした。担当するのは幼稚園のクラスの中でもまだアルファベットをほとんど理解していない子供たち。
しかし、日常生活に困らないとはいえ、まだLとRやthの発音に自信がない私が指導するのはどうだろうかと思い、会議後、正直な気持ちを校長に伝えました。
教師の1人として扱ってくれたことは嬉しかったのですが、ノンネイティブの私が彼らにとって母国語を学校で学ぶ第一歩を本当に私が担当して良いのか心配だったのです。
幸い、他にも4人のグループがあり、同じカリキュラムを使うとのことだったので、そのグループと合わせて8人を2人の教師で担当するということになりました。
しっかりと自分の考えを伝えたことで今は自分自身も楽しみながらリーディングの指導にあたっています。
幼稚園では週に2回折り紙を教えているのですが、もっと日本文化を紹介する時間がほしいと考え、今後は低、中、高学年のクラスにも授業をさせてもらえるように改めて校長に依頼しました。
残された時間で少しでも多くの子供たちに日本のことを紹介できるようがんばりたいと思います。
◆授業の内容や、やり方は日本とはあまりにも違い、驚くことばかり
USA/スクールインターン/Ms. Y.S. ( 08/09〜09/06 )
昨日現地に到着し、今日初めて研修校に行きました。
朝6:45に家の近くの決まった場所からスクールバスに乗り、途中、スクールバスを乗り換え、牧場や葡萄畑などを通り換えて約1時間揺られた山奥に学校があります。
学校に着くと、朝ごはんを食べる子どもたち、校庭で遊ぶ子どもたち、教室に入る子どもたちといろいろです。
私は初めてアメリカの学校に行ったのですが、授業の内容や、やり方は日本とはあまりにも違い、驚くことばかりでした。
◆自分の理想通りに事が進んだ
Finland/EU/スクールインターン/平松 舞 さん ( 08/09〜08/11 )
都市から離れているため日本人がいないという部分では良いが語学教室などを見つけにくいという弱点があった。
しかしどうしても勉強したいと言う意思を校長先生に伝えたところバスで30分かかる場所だが語学教室を見つけてくれた。
自分は語学に自身がないため細かい部分での交渉ややり取りに苦労する部分が多い、だがその都度どうしても分かってもらいたいことや伝えなくてはいけないことは手紙に書いて渡すように努力した。
その結果しっかり相手に受け止められ自分の理想通りに事が進んだ。
◆保護者が車で子供を学校に送り迎え
USA/国際教育実習プログラム/Ms. N.M. ( 08/09〜09/09 )
私が研修している学校(幼稚園から中学校まで)では、授業が2時半に終わり、先生方も3時には学校を離れます。
その後はそれぞれマウンテンバイクをで山に出かけたり、プールに泳ぎに行ったり、好きなテレビ番組を見たりと、それぞれの趣味を楽しむ時間が持てます。
私は日本の中高一貫校で非常勤で働いていましたが、そこでは先生方は夜、時には深夜遅くまで学校にいるのが当たり前でした。
ここにきてまだ一週間ですが、この学校の環境は、家庭を持っている先生方には良いと思います。ほぼ全員の先生が、自分の子供たちが学校から帰る時間に一緒に家に帰れるからです。
こちらの学校では、規模が小さな学校の場合、保護者が車で子供を学校に送り迎えをするので、教員もほぼ同じ時間に帰ると、その送り迎えの手伝いができます。逆にフィールドトリップなどで生徒たちを一斉に車で外に連れて行く場合、保護者が車を出して手伝ってくれます。
これは子供たちにとっても良い環境だと感じました。
◆毎日森の中で野鳥や木々や岩に生した苔を眺めながら仕事が出来る
Finland/EU/ワーク&カルチャーインターン/三橋 絵利子 さん ( 08/09〜 )
私が住んでいるところは市街地からは離れていますが毎日森の中で野鳥や木々や岩に生した苔を眺めながら仕事が出来るのでとても快適です。
車がないと移動には不便ですが、周りの人たちが助けてくれるので、特に困ったことはおきていません。
私もこれから周りを助けられるよう、何か手伝えるよう日々がんばっていこうと思います。
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