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◆教案◆ 『名前の覚え方』 普段から友達のように親しく接している生徒たちがたくさんいます。 しかし問題が一つあります。中々、みんなの名前を覚えられないのです。 4、5ヶ月もたって、今更、聞くことも出来ません。 ある程度の人数は覚えていたのですが、人数が多いうえ、慣れない名前ばかりで、 運良く耳に入ったときは忘れないうちにメモをしていました。 それでも限度があり、どうしたらいいのか頭を抱えていました。 ある日、書道を授業で紹介したとき、妙案が浮かびました。 「漢字でどう書くか考える必要があるから、一度、あなたの名前を紙に書いて」と 一言。 もちろん、東洋の筆記に興味のある彼らは、「私も、私も!」と集まってきます。 必死で考えるフリをして、実は彼らの名前を暗記しているのです。 この方法でかなりの人数の名前を収集することに成功しました。 中には、最初の頃、私が書いてあげた漢字の名前を大切そうに財布から出して、 見せてくれた子もいました。残り数ヶ月ですが、出来るだけ多くの名前を覚え、 胸を張って「チャオ、○○!」と名前を呼んで挨拶をしたいです。 -------------------------------------------------------------------------------- 『習字』 (1)習字の紹介 ・ねらい 中国から伝わってきた日本の伝統芸能の一つ。 幼稚園生から大人まで習っている人が多い。気を静めて行うことが大切。 これは、Paintingではなく、Writingということを強調する。実際に見本を見せる。 (掛け軸などのカッコイイものだと"Cool!"と言ってくれる。) 1、日本の文字は3種類あることを教える。(平がな、カタカナ、漢字) 2、習字の教本を見せ、グレードテスト(段)などもあることを知らせる。 細い線、太い線、はね、止め、払い、折れ、などを見せる。 3、習字用の筆(馬のしっぽでできた筆、牛毛でできた筆、細筆)の種類と 習字紙(半紙、条幅)の種類を見せる。 ※実際は、筆も用紙も種類がたくさんあるという話を付け加える。 4、筆と習字紙を触らせる。(習字と筆と美術の筆との相違を教える。) (2)漢字クイズ ・ねらい 実際に書く前に、簡単なクイズを取り入れ、子供達に興味を持たせる。 例:「山」の字を見せて、何を表しているか聞く。 そして「山」の字から、山の絵に変化する過程を見せる。 (3)習字の際の心構えと姿勢と諸注意 ・ねらい 習字の面白さは、線を細かくしたり、太くしたりでき、はね、止め、払い、 書き順も大切だということを知ってもらう。 始める前に、子供達にわかりやすくするため、書き順を示した自分で書いた 大きな見本を黒板に貼る。 1、気を静めさせ、背中を真っ直ぐにして座らせる。 服などに墨をつけると落ちないことを注意する。 2、筆の持ち方、習字紙に片方の手を添えることを教える。 3、筆を墨に浸して、余分な墨を落とす。 4、まずは一緒に普通紙で練習する。 5、書き終えた人は筆をペーパータオルに置かせる。 6、書いた用紙は乾かすために新聞紙に挟む。 (新聞紙は下敷きとして使う新聞紙と書いた用紙を乾かすための新聞紙を説明する。) 7、そして2枚目からは日本から持参した習字用紙に書かせる。 ※4年生は「さだこ」を習っていたので、3クラス別々に、さだこのストーリーに関する言葉を書かせた。 例:日本、桜、千羽、友人 |