カルチャーインターンも日本文化紹介 高橋純子さん |
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イギリス | |
「Jenny、楽しんでる?退屈じゃない?」といつも気遣ってくれる私のホストファミリー、“Redwans”は、子供が4人もいるにぎやかな家族です。「Jenny」というのは、私のニックネームですが、友達や親戚中の人に「日本から来たJennyよ」と言って紹介してくれます。研修分野はReflexologyなので、ホストマザーのRubyから講義や実技の指導を受けていますが、近所の人に声を掛けてもらって、実際の施術も研修しています。ホストファミリーも全員、Reflexologyが大好きなので、「次は私の足をトリートメントして」「駄目駄目、僕が先だよ」とかわるがわる練習台になってくれます。日本人の研修生を受け入れるのは初めてと言うこともあり、日本文化にも興味を持ってくれていて、夕食は全員で箸を使います。それも毎晩、メニューにかかわらず、みんな一生懸命練習してくれます。ホストマザーのRubyの出身はパキスタンなので、毎日のようにお米を炊いてくれ、スパイシーで本当に美味しいインド料理が味わえますが、日本で言えば「カレーライスを箸で食べている」のと同じことになります(非常に食べづらいのですが私ももちろん箸で頂いています)。子供たちに時々折り紙を折ってあげていたら、「Playscheme(サマースクールのようなもの)で教えてみない?」と言われ、先日1日時間をもらって、15人程の子供たちに紹介しました。カルチャープログラムではありますが、浴衣を披露したり、巻き寿司を作ったりしていますし、日本の指圧や「つぼ」についてもよく質問されたり、「日本文化」の事前準備は必須だと思います。また、イギリスは予想以上に多民族で、宗教も様々だと思いましたが、ここの家族はイスラム教なので興味があれば交流の場などに行けます(全く強制はされません)。逆に日本人の宗教観について突っ込んだ質問されることが多く、「仏教と神道はどう違うのか」などとよく聞かれます。先日はちょうど「お盆」の時期だったので「この時期は里帰りしてお墓参りをしたり、家にちょうちんを揚げたり、仏壇を飾ったりしてご先祖様を迎える」と説明したところとても興味をもってくれました。英語については研修前から「自分の言いたいことが伝わればいい。ぺらぺらになりたいわけでもないし」とのんきに構えていて、今もその心境に変わりはありません。そのため特に英会話の学校に行っていませんが、無理なく続けられる形で勉強しているため、英語のことで深刻に落ち込んだりしたことは今までありません |